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乳児期(0~5才)

乳児期(0~5才)からのお口のケア

歯磨きのポイント

乳児期(0~5才)赤ちゃんが何でも口の中に入れたがる頃から、親が注意して見守りながら歯ブラシを持たせましょう。
習慣づけの環境づくりにはハンドタオル等を首に当てて、話しかけながらゆったりした気持ちで行ないましょう。
※決して、そそくさと終わらせようとしない様にしましょう。

どのように??

2歳頃までの歯磨きは遊び感覚でよいので、いやがるのを無理に押さえ付けて磨くのはやめましょう。
お母さんの仕上げ磨きは短時間で切り上げましょう。機嫌がよい時(おやつの後など)に、お母さんの膝の上に寝かせて歯ブラシの毛先がきちんと歯面に当たっているのを確認しながら、軽い力で細かくこすりましょう。

3歳過ぎたら、夜寝る前の【仕上げ磨きの習慣づけ】は惜しまずしましょう。磨く順番を決め、(たとえば時計回り)1歯面20~30回を目安にしましょう。唇やほっぺ、舌などが邪魔して歯ブラシがうまく動かせない場合は、左手の指でカバーしながら行いましょう。
ブクブクうがいができるようになるまでは(3歳ぐらい)練り歯磨きはつけずに磨いておいてください。
※くすぐったくならない様にハンドタオルなどを首に当てがいます。

歯ブラシの選び方

歯ブラシの大きさは小さめのものを選びましょう。園児なら乳幼児用、小学校低学年なら園児用と、目安は一つ小さめのものにする事です。
歯ブラシの毛先はナイロン製で短めで、コシのあるものが良いと思います。
歯ブラシの毛先が開いたり、まるまったら歯の汚れは落ちませんので交換してください。
※目安は1か月に1本と考えてください。

歯磨剤・洗口剤の利用

ブクブクうがいができるようになったら(3歳頃)コップの水を歯ブラシに付けて磨いた後、フッ素入りの歯磨き剤を少しつけて(歯ブラシの毛の長さの1/3程度)もう一度磨いて上げましょう
フッ素の効果がなくなりますので、うがいは2~3回に止めてください
洗口剤は液体なので口の中のすみずみまで薬液が到達しますが、歯に付着物があると、フッ素による洗口も効果が薄れます。

歯磨きの補助用具

歯磨きの補助用具一般の歯ブラシ以外に歯磨きの道具はつぎのようなものがあります。

1. 歯間ブラシ

歯と歯の間を清掃する道具です。子どもの奥歯は歯間ブラシが入る箇所はなく、無理に入れると歯肉を傷つける心配があるので使いません。
矯正装置をつけているときなどに使うことがあります。

2. 電動歯ブラシ

毛先が細かく振動するので効果的です。しかし、歯ブラシの毛先の当て方は強く押しつけないようにしてください。また、小児では振動に負けないように本体を保持するのはむずかしいようですが手が不自由な方には便利です。

3. 歯垢染め出し液

歯の汚れを染め出す赤い液体です。
歯垢(細菌のかたまり)がどのくらいついているのか、どこが汚れているのか鏡で見て確認することは歯磨きの上達につながります。ときどき家庭でも使用するとよいでしょう。錠剤もあります。
※週に一回は家族に歯磨を協力を得る為にはこの歯垢染め出しはとても有効です。子供にもマンネリ解消です。