情報掲載日 | 2011/09/16 |
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資料室 |
1)病院に入院中の場合
1.病院の医療連携室・相談室(医療ソーシャルワーカー)にする事
多くの方は、脳梗塞やがんなどの重い病気で病院に入院し、その後、継続的な自宅療養を希望する為に、在宅医を探されることが多いと思われます。そうした場合の相談窓口は通常その病院の医療連携室になります。退院してから、在宅医を探すのでは、やや遅いと思われますので退院する前にできる限り早く、相談を始めるのが好いと言えます。
2.病院には、たいてい、「医療連携室」「相談室」という部所がありますのでまずは、そこを訪れることをお勧めします。
※このような窓口には、通常、「医療ソーシャルワーカー」という専門職が、患者さん、ご家族の相談に応じています。「医療ソーシャルワーカー」は、医療の連携や、医療制度活用の専門家です。
在宅医療を行う医師を、みつけたり、紹介したりすることも、「医療ソーシャルワーカー」の大切な仕事です。ぜひ相談してみてください。
3.地域で探す
退院前に、患者さんの自宅の近辺で、在宅医を探し始める方法もあります。例えば、次のような相談窓口があります。
* 市役所の介護保険担当窓口
* 介護支援事業者(ケアマネジャー)
* 訪問看護ステーション
* 在宅介護支援センター
* 保健所
* 各地の医師会・歯科医師会
これらの窓口を訪れ、自宅近隣に在宅医療を行う医師がいるかどうかを聞くことができます。介護支援事業者、訪問看護ステーション、在宅介護支援センターなどは、市町村で配布している「医療・福祉機関リスト」などに必ず掲載されています。
特に、訪問看護ステーションは、在宅医の指示のもとに、様々な患者さんを看護している事業所ですので、「あなたの病状にあった適切な在宅医」を紹介してくれる可能性が高いと思います。
4.インターネットなどで探す
上記のように、病院の窓口や、地域連携室の窓口で探して、在宅医療の医師を見つける方法がもっとも有効な方法ですが、下記のようなホームページにアクセスして在宅医を探す方法もあります。
ホームページなどで探す場合、どうしても、その医療機関に対する真実の情報が分かりにくいということがあります。ホームページで探し当てた医療機関には、必ず事前に相談に訪れることをお勧めします。
2)開業医・病院に通院中の場合
患者さんが、今、開業医院や、病院に通院していて、次第に障害が重くなって、通院が困難となった時に、在宅医療を求めるという場合もあります。
1.開業医に通院している場合
実は、一般の開業医の先生で、外来ばかりではなく、往診を行う医師はかなり多い事が分かっています。
まず、あなたの先生に相談する事をお勧めします。その先生が、通院困難な患者さんに対して、定期的な往診を行って呉れる場合があります。とりわけ、その先生に10年とか20年の長期にわたって係っているとしたならば、是非、その先生に続けてかかりたいと言う思いを、その先生に伝え、往診してくれるかどうかを訪ね、それが果せればそれが好ましいと思います。
2.病院に通院している場合
まずは主治医に相談する事をお勧めします。主治医の先生と話してもなか
なか往診は困難かもしれませんが、その場合は、次に、上に述べた、相談室や
医療連携室の窓口を訪ねる事をお勧めします。